
こんにちは!公認会計士クロです!!
今回は商品売買の諸掛りに関する取引について解説していきます!
【前回の記事(第4回)】⇩
商品売買③仕入・売上の諸掛を解説【簿記3級解説】【第5回】


諸掛とは




商品を運搬する際にかかる支払いといえば、運送費や関税などが該当します!


仕入諸掛と売上諸掛は会計処理が違うので、それぞれ別々にマスターしましょう!
仕入諸掛の会計処理




取得原価とは商品などの資産を購入するに要した原価を指します!


もし、先方が諸掛を支払ってくれた場合はどうなるんですか?


その場合は、こちらで負担していないので取得原価には含めないです!注意が必要ですね!
練習問題(仕入諸掛)


売上諸掛の会計処理




発送費は売上から控除せずに発送費として費用計上します!


例外もありますが、基本的に会計上は収益と費用を総額で計上します!覚えておきましょう!
練習問題(売上諸掛)




自社が負担した場合の仕入諸掛・売上諸掛の処理をセットで押さえましょう!
立替払いの諸掛り




早速ですが、練習問題を解いてみましょう!


立替金は後で立替えたお金を貰える権利だから、資産に該当するんですね!
練習問題(立替払い仕入諸掛)




問題文の”現金で立替払いをした”という所がポイントですね!


立替金勘定を使うor買掛金から控除するのかどうかは問題文の指示や与えられている勘定科目一覧から判断しましょう!
練習問題(立替払い売上諸掛)




立替金勘定を使うor売掛金に加算するのかどうかは問題文の指示や与えられている勘定科目一覧から判断しましょう!
まとめ
商品を運搬する際にかかる支払いを諸掛といい、仕入諸掛(仕入時)と売上諸掛(売上時)に分類される
取得原価=商品代金+仕入諸掛
売上諸掛➡発送費
諸掛について、先方(仕入先又は得意先)が負担する契約で当社が立替払いする場合は以下のように処理をする




諸掛についてはパターンが多いので混同しないように気を付けましょう!


それでは次の記事でお会いしましょう!!!
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全てを解く必要は無いと思いますが、本試験をイメージするためにあったほうが良いと思います!腕試しにも使えます!