
こんにちは!公認会計士クロです!!
今回は商品売買(仕入・売上)取引の基礎的なポイントについて解説していきます!

今回の記事は以下の疑問にお答えします!
三分法ってなに?
三分法の特徴は?
三分法における決算整理仕訳は?
【前回の記事(第3回)】⇩
商品売買②三分法(繰越商品・売上原価・仕入)を解説




三分法って何ですか?


三分法とは、商品売買に関する記帳方法の1つだよ!日商簿記3級では基本的に三分法の問題が出題されるから、しっかり押さえましょう!




前回の記事で学んだ仕入・売上の内容は三分法を前提としております!
三分法の特徴(期中取引・決算時)




商品を販売して、引き渡したのに何で商品勘定は減らないの?


簡単に言うと、三分法は期末決算の時にまとめて商品や売上原価を記録するから、期中は仕入・売上の処理だけ仕訳していくんだよ!




商品を100円で仕入れて、150円で販売した場合、売上150円、売上原価100円となりますね!このイメージを持ったまま練習問題を解いてみましょう!
練習問題(売上原価の計算)




三分法では期首の在庫を決算整理仕訳で全て仕入勘定(売上原価)に振り替えて、期末の在庫分を仕入勘定から控除する形式となります!


仕入/繰越商品
繰越商品/仕入・・・・


覚え方は、しーくりくりしー(仕/繰、繰/仕)とかがオススメです!
最初はよくわからなくても段々理解していけば大丈夫です!
まとめ


最後までお読みいただきありがとうございます。
これだけは覚えて欲しいポイントを以下にまとめました!
1、三分法とは、商品売買取引において、繰越商品勘定・仕入勘定・売上勘定の3つの感情を使用して記帳する方法
2、三分法の特徴は、商品売上時に売上勘定(売価)、商品仕入時に仕入勘定(原価)で記帳する
3、売上原価=期首商品棚卸高+当期商品仕入高ー期末商品棚卸高
4、三分法では、決算整理仕訳で以下の仕訳をする
①期首の在庫を全て仕入勘定(売上原価)に振り替える
➡(借)繰越商品/(貸)仕入
②期末の在庫分を仕入勘定から控除する形式で在庫計上する
➡(借)仕入/(貸)繰越商品


売上原価の決算整理仕訳は日商3級本試験で絶対と言って良いほど出るので、しっかりと押さえましょう!


それでは次の記事でお会いしましょう!!!
簿記3級 おすすめの独学教材


絵や図解が多くてわかりやすいです!
ブログの記事を執筆する時も参考にしております!


ちょっと情報量が多くて、表現が固いイメージですが、網羅的に論点が集約されています!公認会計士や日商簿記1級を目指す方にはオススメです!


全てを解く必要は無いと思いますが、本試験をイメージするためにあったほうが良いと思います!腕試しにも使えます!