
こんにちは!公認会計士クロです!!
今回は商品売買(仕入・売上)取引の基礎的なポイントについて解説していきます!

今回の記事は以下の疑問にお答えします!
仕入と売上ってどんな取引?
仕入取引・売上取引の仕訳の種類は?
売掛金・買掛金ってなに?
前払金と前受金の違いは?
【前回の記事(第2回)】⇩
商品売買(仕入・売上)の基礎【簿記3級解説】




商品売買は商売の基本なのでイメージしやすいと思います!




仕入取引と売上取引は簿記3級の試験でも頻出論点なのでしっかり押さえましょう!




商品以外の物品を購入する場合は、仕入れると言わないので気をつけましょう!




商品以外の物品を売ることは売却と呼ばれます!売り上げと売却の違いを意識してみましょう!
①現金仕入(仕入/現金)




現金仕入とは文字通り、現金で商品を仕入れる取引を指します!
企業同士の取引では、仕入と同時に現金を支払うケースは少ないです!


練習問題は解説を見る前に一度、仕訳をイメージしてみましょう!




基本的な仕訳なので迷わず解答出来るようにしましょう!
②掛け仕入(仕入/買掛金)






買掛金は後でお金を支払う義務なので負債に該当します!


買掛金はツケ払いって感じですね!




③前払い仕入(前払金/現金)






手付金を支払った分、後で商品を受け取れる権利を取得したと考えられます!前払金は資産です!しっかり押さえましょう!






前払金(資産)と前受金(負債)を混同しないように気を付けましょう!
④現金売上(現金/売上)






上記の仕訳はスーパーやコンビニが現金で支払いを受けた場合をイメージすると良いでしょう!
⑤掛け売上(売掛金/売上)






買掛金とは対称的な科目ですね!後で代金を受け取ることが出来る権利なので売掛金は資産に該当します!




⑥前受け金売上(現金/前受金)






手付金を事前に受け取った分、後で商品を引き渡す義務が発生したと考えられます!前受金は負債です!しっかり押さえましょう!




まとめ


最後までお読みいただきありがとうございます。
これだけは覚えて欲しいポイントを以下にまとめました!
1、商品を購入することを仕入れるという
2、商品を販売する事を売り上げるという
3、商品代金の支払いを後払いとすることを掛け払いといい、将来に貰える分を売掛金(資産)、支払う分を買掛金(負債)という
4、商品を引き渡してもらう前に支払う手付金を前払金(資産)という
5、商品を引き渡す前に受け取る手付金を前受金(負債)という


商品売買は日商簿記3級の本試験でも頻出論点なので、しっかりと押さえる必要がありますね!


それでは次の記事でお会いしましょう!!!
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簿記3級 おすすめの独学教材


絵や図解が多くてわかりやすいです!
ブログの記事を執筆する時も参考にしております!


ちょっと情報量が多くて、表現が固いイメージですが、網羅的に論点が集約されています!公認会計士や日商簿記1級を目指す方にはオススメです!


全てを解く必要は無いと思いますが、本試験をイメージするためにあったほうが良いと思います!腕試しにも使えます!