
こんにちは!公認会計士クロです!!
今回は簿記の要となる仕訳と勘定科目や全体の流れについて解説していきます!

今回の記事は以下の疑問にお答えします!
仕訳とは何か?
勘定科目とは何か?
仕訳の借方・貸方を間違いないコツ
簿記の全体的な流れとは?
【前回の記事(第1回)】⇩
仕訳と勘定科目の基礎を公認会計士が解説


仕訳とは、取引を記録するための手法またはその記録自体を指します


仕訳は借方要素と貸方要素に分けて、記録していきます!




上記の例は、商品を300円で販売して、代金を現金で受領した仕訳です!


仕訳は、(左側)借方金額と(右側)貸方金額が必ず一致するらしいですね!


その通り!貸借平均の原理と言ったりもするよ!
仕訳の左側を借方、右側を貸方といいます!
これは絶対に覚えましょう!


勘定科目とは取引の内容がわかるように定められた名称を指します




勘定科目が5分類(資産・負債・純資産・収益・費用)のどれに分類されるか?しっかり押さえておく必要があります!


5分類は前回の記事で学習しましたね!以下で復習してみましょう!


仕訳の借方・貸方を間違えないコツ




仕訳の問題を解くとき、借方と貸方のどちらに書けば良いのかわからなくなる時があるんですよね・・・


簿記で最初につまずきやすいポイントだよね!
借方と貸方を間違えないコツをしっかり押さえましょう!




勘定科目のホームポジションって何ですか?


勘定科目のホームポジションとは、勘定科目がどこに分類されるかを表すポジションのことだよ!
資産と費用は左側、負債、純資産、収益は右側がホームポジションになるよ!




よく見ると、貸借対照表と損益計算書の図解に似ていますね!




実際に練習問題を解いてみましょう!




上記のように論理的に考えるのが理想ですが、慣れるまでは自信のある科目を先に書いて、反対に残りの科目を書く練習をすると良いでしょう!


貸借の金額が一致していることも意識してみます!




私が日商簿記検定3級を受けた時は、借方・貸方を間違えたくなかったので、試験開始してからすぐに貸借対照表と損益計算書のBOX図を書いて、ホームポジションを意識していました!


仕訳って、貸借対照表と損益計算書のBOX図に直接記入するようなイメージですね!
簿記の全体的な流れ(記帳手続)




細かい事は段々覚えていけば大丈夫です!ざっくりした簿記の流れを把握するとイメージがしやすくなります!




上記は3月決算の会社を想定しております!


(・・・決算整理仕訳のところから、燃えているのは何でだろう)
用語の整理
決算整理仕訳とは、決算のおいて、すべての勘定科目を正しくするために整理する仕訳を指します(期中の記録は、記録した時点では正しくても、決算時に修正が必要な場合もあります)
試算表とは、各勘定科目の記録を一覧表にしたもので、実務上はT/B(Trial Balance)と呼ばれることもあります
精算表とは、決算整理前の試算表に決算修正事項(未処理の事項や決算整理仕訳)を反映し、損益計算書や貸借対照表の作成を一覧できる表


実際の表や仕訳を学習していくうちにイメージが出来ると思います!
次の記事⇩
まとめ


最後までお読みいただきありがとうございます。
これだけは覚えて欲しいポイントを以下にまとめました!
1、仕訳とは、取引を記録するための手法またはその記録自体を指します
2、勘定科目とは、取引の内容がわかるように定められた名称を指します
3、仕訳のコツは、勘定科目の分類を覚え、勘定科目のホームポジションをイメージする事
4、簿記の大まかな流れは、期中仕訳➡決算整理仕訳➡試算表、精算表作成➡貸借対照表、損益計算書


それでは次の記事でお会いしましょう!!!
簿記3級 おすすめの独学教材


絵や図解が多くてわかりやすいです!
ブログの記事を執筆する時も参考にしております!


ちょっと情報量が多くて、表現が固いイメージですが、網羅的に論点が集約されています!公認会計士や日商簿記1級を目指す方にはオススメです!


全てを解く必要は無いと思いますが、本試験をイメージするためにあったほうが良いと思います!腕試しにも使えます!