公認会計士試験に受験資格は?合格に必要な勉強時間や受験期間は?現役会計士が解説! #27

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公認会計士/会計監査News編集長/大手監査法人にて金商法監査・会社法監査業務・その他アドバイザリー業務を経験後、大手FASにて財務DDなどの業務に従事。/ブログやTwitterで公認会計士業界の情報や効率的な仕事術について発信しています!

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こんにちは!公認会計士クロです!!

今回はこれから公認会計士を目指そうか迷っている人、公認会計士という資格に興味がある人に向けて、会計士試験制度勉強時間について解説する記事となります!

そもそも公認会計士という職業について気になる方は以下の記事を参考にどうぞ!

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公認会計士試験に受験資格は無い

公認会計士試験受験資格はありません

公認会計士試験を運営している公認会計士監査・審査会は以下のようなQ&Aを出しております。

Q2.公認会計士試験に受験資格の制限はありますか?

A. 受験資格の制限はありません。年齢、学歴、国籍等にかかわらず、どなたでも受験することができます。

出典:公認会計士・監査審査会HP 公認会計士試験に関するQ&Aより

税理士試験には受験資格(大学での単位や日商簿記検定一級)がありますが、会計士試験は無いので、受験料を払って申し込みをすれば直ぐにチャレンジが出来ます!

ただし、公認会計士には欠格事由があり、公認会計士登録が出来ない人たちを限定列挙されています!

未成年や過去に禁固刑になった事がある人なのが対象となるので、普通の経歴の人は問題無いでしょう!詳しくは公認会計士法第4条に記載されています!

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公認会計士試験 合格に必要な勉強時間・受験期間について

大前提として、公認会計士試験の合格までにかかる勉強時間や受験期間は人それぞれです!

ワトソン君
ワトソン君

え・・・じゃあこの話終わりじゃないですか・・・何言ってるんですか?

クロ/会計士
クロ/会計士

あくまでこの記事で説明している合格までの勉強時間や受験期間は目安に過ぎないが、実際に公認会計士試験に合格したクロの経験と周りの友人の受験期間や日々の平均勉強時間、受験予備校が示す必要勉強時間等を参考にしているので、話は終わらないぞ!

※公認会計士試験の合格に必要な時間が人によって違う理由

👉経理担当者や日商簿記検定の受験経験がある場合等、試験勉強に対して最初から有利な人がいる

👉学習能率×勉強時間=学力等。試験に合格するためには、この学力等の部分が膨大に必要です。人それぞれ学習能率が違うため、合格までに必要な勉強時間が人によって大きくブレる

👉2次試験(論文式試験)は年に1回しか行われないため、合格を逃すと受験期間が自動的に1年延びてしまう

公認会計士試験に合格するまでにかかった時間(公認会計士クロ編)

受験期間 4年間

勉強期間 3.5年間(論文式試験後~合格発表日までの期間は除く)

総勉強時間 6,902時間(計測方法:study plus&勉強手帳)

短答式試験 総勉強時間 2,976時間(1年8ヶ月間)

論文式試験 総勉強時間 3,926時間(1年10ヶ月間)

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勉強時間の記録は残すようにしていたのですが、集計してみたら7000時間弱も勉強しててびっくりしました!

勉強総時間は多めですが、勉強していた期間も長いので、全体を平均すると、一日5.4時間程度でした!

実際受かった年(短答・論文)の直前期は平均10時間くらい勉強してましたし、ダラダラと怠けてしまっていた時は3日間勉強せずに遊んでしまったこともありました!

ダメな受験生の典型でしたが、短答式試験に受かった年と、論文式試験に受かった年は、目から血が出るんじゃないかって思うほど勉強して、結果を出せて嬉しかったです!

合格するまでに沢山苦労して、落ち込んで、努力を継続できなくて、気づいたことは

結局、勉強の密度が大事ということ!

勉強の密度とは、集中力や効率的な勉強に繋がる質の面のみを示すものではなく、勉強期間に対する密度です!

例を挙げると、

(1) 1年前から適度な睡眠や休息を取りつつ、3000時間勉強した人

(2) 2年前から適度な睡眠や休息を取りつつ、3000時間勉強した人

学力やその他条件に大きな差が無ければ、(1)の1年前から3000時間勉強した人の方が合格可能性が高いと考えられます!

理由は、公認会計士試験範囲は膨大であるため、時間の経過とともに必要な知識が漏れていってしまうからです。

大事なことは短期(1~2年)集中することだと思います!

もちろん社会人を続けながら受験をする方などは、勉強時間を確保することが難しいと思うので、戦略は違うと思います!

公認会計士試験に合格するために必要な勉強時間・期間(結論)

自分の経験、周りの合格者や予備校講師から聞いた情報を基に出した私の結論としては

2年間で4500時間~5000時間or3年間で6500時間~7000時間

勉強すれば、合格可能性が高くなると思います!

こうやって簡単に話しますが、私も含め、多くの受験生は2年、3年でここまで勉強出来ないと思います!

予備校のプロ講師に相談しながら勉強方法や戦略を見直して、沢山勉強していると質も上がってきます!だから絶対的な量も大事です!

以下の記事もおすすめです!

予備校やプロ講師の勉強時間に関する意見

公認会計士試験の勉強時間は、3,500時間が一つの目安です。最短合格を狙う場合でも、最低2,500時間の勉強時間が必要となります。 受験期間の設定は1.5~2年が一般的で、2年間で考えると1日あたりの勉強時間は平均5時間です。一発合格者の1日あたりの勉強時間のめやすは 入門・基礎期で6.1時間、上級期で8.7時間となっています。

資格の学校TAC HP  公認会計士試験の勉強時間はどのくらい必要? より

3500時間が合格の目安というのは個人的にはポジショントークの要素もあると思います!私の肌感覚としては、平均的な合格者の受験期間は3~4年ぐらいなので、一部の凄く優秀な人を除けば、もっと時間がかかると思います!

ただし、TACという予備校は自信を持っておススメ出来ます!自分もTACに通って合格して感謝している部分が大きいです!

親身に相談に乗ってくれた講師や柔軟に対応してくれた受付の方のおかげで今の自分があると考えています!

2年間のコースで一発合格する学生さんの平均像ですが,1年目は,講義が週に3・4回とその復習で20時間程度その他に,定期的に過去の分野の復習を週に10時間~20時間程度やっていると思います。2年目は,講義は週に4回とその復習で24時間程度その他に,定期的に過去の分野の復習を週に20時間~30時間程度やっていると思います。短答,論文直前の2・3か月は,ほぼすべて自習ですが,週平均で60時間程度ではないでしょうか。

一年目平均週35時間×50週 =1,750時間

二年目平均週50時間×30週 =1,500時間

直前期平均週60時間×20周 =1,200時間

合計(講義等も含む)     = 4,450時間

国見健介(公認会計士 専門学校/予備校教師 )のひとりごと   公認会計士試験 勉強時間はどれぐらい必要なのか? より抜粋

こちらは東京CPA学院の国見講師のブログ記事から抜粋しています!数値感としては、個人的にしっくりくるので、参考になる情報だと思って引用しております!

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終わりに

勉強時間については、賛否両論あると思います!

あくまで合格者の私見ということを忘れずに、参考にしていただければ幸いです。

私は最初から効率的な勉強を取り組めず、成績も悪くて何度も挫折しかけました。

それでも諦めずに勉強を続けたら、少しづつ勉強の質も上がって、合格することが出来ました!

努力が報われるか絶対的な保証が無い中で、自分を信じて勉強を続けている会計士受験生は全員、才能あると思ってます。

それでは次の記事でお会いしましょう!!!

公認会計士クロ

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