フォレンジック(不正)調査とは?意味や事例を解説!big4における提供サービスは?#25

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監査法人
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こんにちは!公認会計士クロです!!

今回はここ数年注目を浴びているフォレンジック調査(不正調査)について現役会計士クロが解説する記事となっております!大手会計事務所(big4)もサービスを提供しており、注目が集まっています!

ワトソン君
ワトソン君

フォレンジック?なんかカッコいい響きだけど、何やっているのか?全然イメージ湧かない・・・

クロ/会計士
クロ/会計士

実は、監査の現場でも使われているのがデジタルフォレンジックだ!

例えば不正が起きてしまった時、第三者による調査委員会を発足したり、big4のFAS(ファイナンスアドバイザリーサービス)部門にフォレンジック調査を委託しているケースがある!

ワトソン君
ワトソン君

ほう・・・少しは内容を見ておくか・・・

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フォレンジックとは?

フォレンジックとは、犯罪捜査における分析、鑑識を意味する語である。法医学などとも訳される。IT用語としては、コンピュータの記憶媒体に保存されている文書ファイルやアクセスログなどから犯罪捜査に資する法的証拠を探し出すことを指すことが多い。

weblioより引用

言葉の意味は上記のようなイメージで問題ないと思います!

フォレンジックには種類ごとに目的があると思いますが、今回は会計監査の現場でも出てくるデジタルフォレンジックを中心にした記事となっています!

デジタルフォレンジックは、不正会計(粉飾決算)や従業員による資産の横領不祥事等の調査において、デジタルデータを解析復元したりして効果的な調査に繋げる重要な役割を担います!

実際に不正対応をしたことがある監査人なら馴染みがあるかもしれません!通常の財務諸表監査チームでは調査出来ないほどの高度な専門性が求めれます!

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過去事例

実際にデジタルフォレンジックで見つかった事例や調査方法として活用された例を見ていきましょう!

1、ライブドア事件(2006年)

ライブドア事件は2004年9月期における有価証券報告書において、虚偽の内容(粉飾決算)を開示し、証券取引法に違反した当時のライブドアの経営陣(堀江氏(ホリエモン)など)が逮捕された事件である!

この事件によって、デジタル・フォレンジックが脚光を浴びたという話も上がっております!

警察が関係者から押収したパソコンなどの電子機器から何万通もの電子メールや機密事項の記載されたファイルを復元し、法的証拠として活用した結果、有罪判決が出されたこと

清陽監査法人HPより

警察が関係者からPC等を押収する前に大量のデータを消されたが、復元出来たため法的証拠が確保できた大きな事件でした!

2、森友文書改ざん問題(2018年)

森友学園問題(もりともがくえんもんだい)では、学校法人森友学園の運営する塚本幼稚園幼児教育学園の教育、大阪府豊中市に設立予定だった瑞穂の國記念小學院の設置認可と国有財産払い下げについての議論および関係者の動静を扱う。連日の国会審議で疲弊した財務省職員が審議を簡略化するために書類を改竄したことが指摘され[1]、決裁文書を改ざんした虚偽公文書作成や国有地を不当に安く売却したとする背任など6容疑で市民団体らが佐川宣寿および財務省職員ら計38人を告発したが全員が不起訴処分となった[2]。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

上記のような財務省の決裁文書改ざんについても、大阪地検特捜部が実施したデジタルフォレンジック(電子鑑識)によって判明したものです!

具体的には近畿財務局のPCの中なるデータを特捜部が復元したことによって、改ざんが分かったとされています。

⇩⇩⇩参考記事⇩⇩⇩

【森友文書】改竄、電子鑑識で判明 大阪地検、PCデータ復元(産経新聞)

3、 東芝ITサービスで発覚した架空取引 (粉飾決算)(2020年)

東芝ITサービスが外部の他者の調達先と販売先との間で循環取引を行い、架空の売上を計上していたという会計不正です!

東京国税局から取引先の反面調査として第三者委員会が調査を実施し、この調査の中でデジタルフォレンジックが導入されています!

ウ デジタル・フォレンジック

当調査メンバーは、本件取引を担当していたa部の役職員6名について、TSCの2014年4月1日以降におけるメールサーバ上のデータを保全するとともに、会社貸与PCを保全し、また、TSCのa部部長である甲氏から会社貸与の携帯電話及び任意で提出を受けた私物の携帯電話のデータを保全し、そのレビューを実施した。

出典:第三者委員会ドットコム 調査報告書(要約版)P2

実際に財務諸表監査に携わっている方で不正に出くわせば、上記のようなデジタルフォレンジックが出てくることになるでしょう!

不正会計に興味がある方は以下の記事もおすすめです!

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大手会計事務所のサービス内容

Big4と呼ばれる大手会計事務所ではどのようなサービスを提供しているか、デジタルフォレンジックを中心とした部門について概要は以下の通りです!

1、KPMG FAS

KPMG FASで主に提供されるサービスは①経営戦略、②M&A/PMI、③事業再生、④フォレンジックに分類されます。

④フォレンジック分野で不正調査、不祥事調査、予防に関するアドバイザリーサービスを提供しています。

【参考】KPMG FAS HP

2、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社

デロイトのFASで主に提供されるサービスは①M&Aアドバイザリー、②企業再生、③不正対応・係争サポート、④知的財産アドバイザリー、⑤公共向けサービス、⑥スポーツサービスに分類されます。

③不正対応・係争サポートの分野において、コンピュータフォレンジックを提供しています。

【参考】デロイト HP

3、PwCアドバイザリー合同会社

PwCアドバイザリー合同会社で主に提供されるサービスは①M&A、②ディールアナリティクス、③経営高度化、④ジョイントベンチャー、⑤不動産トランザクション、⑥事業再生/事業再編、⑦危機対応、⑧フォレンジック、⑨地方創生・地域再生・事業継承、⑩官民パートナーシップ・インフラに分類されます。

⑧フォレンジックサービスでは、不正調査やデジタルフォレンジックなどを提供しています。

【参考】PwCアドバイザリー合同会社 HP

4、EYフォレンジック・アンド・インテグリティ合同会社

EYフォレンジック・アンド・インテグリティ合同会社で主に提供されるサービスは①サイバーフォレンジック/インシデントレスポンス、②不正調査、③eディスカバリーなどに分類されます。

①サイバーフォレンジックでは、サイバー攻撃がされた時に侵入経路等の実態解明などを支援するサービスとなっております。

【参考】EY HP

全てのBig4(大手会計事務所)がフォレンジックに関するサービスを行っています!

公認会計士クロが実際に不正調査に関与した際、他法人のフォレンジック調査結果をレビューした経験がありますが、クオリティの高さに感動した覚えがあります。

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終わりに

全ての人がデジタルフォレンジックの分野を詳細に理解する必要は無いと思いますが、仕事をしていく中で、突然に関与することもあると思います!

概要を知っているだけでも、プラスの要素になると思いますので、気になる方は深く調べてみるのも良いと思います!

社会的にも注目されているデジタルフォレンジックの分野が今後どのように発展していくか、引き続き考えていければと思います!

それでは次の記事でお会いしましょう!!!

公認会計士クロ

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