公認会計士試験を受ける前に日商簿記検定1級を取得すべきかどうか【現役会計士が解説】#20

スポンサーリンク
公認会計士試験
この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク

こんにちは!公認会計士クロです!

公認会計士試験と日商簿記検定は勉強する分野が同じのため、

どちらにもチャレンジしている方が多い印象です!

初学者はどちらから勉強すべきか?講座はどのように受講すると効率的か?

解説する記事となります

日商簿記検定1級も会計士試験も過去に合格したので、改めて考察をまとめました!

スポンサーリンク

1、公認会計士試験の概要

試験スケジュール

①1次試験(短答式試験)年2回(12月と5月)

②2次試験(論文式試験)年1回(8月)

修了考査(2次試験合格後、実務要件等を満たした方) 年1回(12月)

出題範囲・試験科目

① 1次試験(短答式試験)

  • 財務会計論
  • 管理会計論
  • 監査論
  • 企業法

②2次試験(論文式試験)

  • 会計学( 財務会計論、管理会計論 )
  • 監査論
  • 企業法
  • 租税法
  • 選択科目(経営学、経済学、民法、統計学の中から1科目)

③ 修了考査(2次試験合格後、実務要件等を満たした方)

  • 会計に関する理論及び実務
  • 監査に関する理論及び実務
  • 税に関する理論及び実務
  • 経営に関する理論及び実務(コンピュータに関する理論を含む。)
  • 公認会計士の業務に関する法規及び職業倫理

合格率

① 1次試験(短答式試験)

近年の合格率は10%~15%程度

②2次試験(論文式試験)

近年の合格率は35%程度

③ 修了考査(2次試験合格後、実務要件等を満たした方)

近年の合格率は60~70%程度

【参考】資格の学校TAC  公認会計士試験の難易度と合格率を徹底解説

スポンサーリンク

2、日商簿記検定1級の概要

試験スケジュール

年2回(6月と11月)

出題範囲・試験科目

  • 商業簿記
  • 会計学
  • 工業簿記
  • 原価計算

合格率

近年の合格率は8%~10%程度

【参考】日本商工会議所 1級受験者データ

スポンサーリンク

3、公認会計士試験と日商簿記検定1級の出題範囲・難易度

公認会計士試験と日商簿記1級の出題範囲は以下のように分類されます!

(日商)商業簿記・会計学(会計士試験1次&2次)財務会計論又は会計学

(日商)工業簿記・原価計算 ➡(会計士試験 1次&2次 )管理会計論又は会計学

具体的には会計士試験で習得必須の計算問題日商1級でも多く出題されます!

難易度は日商簿記検定試験より会計士試験(1次)試験の方が難しい問題となっています!

また、日商簿記検定は理論問題(穴埋め等)の出題範囲が狭く、計算問題メインとなります!

したがって、日商簿記検定の範囲を完璧に習得しただけでは、

会計士試験(1次)に合格は難しいと考えられます!

勉強時間・期間の目安※1

日商簿記検定1級 400時間~600時間半年~1年半

会計士試験(1次&2次)3000時間~6000時間2年~4年

※1 勉強時間はあくまで公認会計士クロの個人的な感想です!

  一人ひとりの時間当たりの生産性(勉強能率)は違います。

  難関試験については、習得すべき総量が多いので、

  勉強時間を目安にすることが難しくなります!

スポンサーリンク

4、初学者は日商簿記検定1級講座と公認会計士試験講座はどちらから受講すべきか?

公認会計士を本気で目指す覚悟がある人は、

最初から公認会計士試験講座を受講する方が効率的です!

日商簿記検定講座は受講しなくても大丈夫です!

理由は以下の通りです!

  • 日商簿記1級で重点的で出題される論点の一部が会計士試験では重要度が低く、勉強の効率性が落ちる
  • 日商簿記1級を受かってから、会計士試験に受けようとすると、受験期間が長くなるリスクがある
  • 同時並行で講座を受けるのも重複や重点領域の相違によって、効率的ではない
  • 会計士試験(1次試験)に合格する力をつけていれば、個別の対策に時間をかけなくても、日商簿記1級に合格できる可能性が高い
  • 会計士試験に合格している場合日商簿記1級合格の価値が相対的に低い(日商簿記1級よりも難しい会計士試験に合格していれば、日商の合格の有無で社会的な評価は殆ど変わらない)

最初から公認会計士試験講座を受講するデメリット

公認会計士試験講座は費用がかかる(相場は2年コースで70万円前後)ため、

会計士試験を撤退した場合、掛け捨てになってしまうデメリットがあります!

また、あまりおススメはしませんが、

フルタイムで働きながら計画的に長期間(3~4年)の受験期間で合格を目指す場合は

とりあえず日商簿記1級を目指してステップアップしていこうと考えもあるので

一概には言えない面もあります!

いきなり公認会計士試験を目指さず、経理での仕事などを視野に入れて

キャリアを構築していく人も居ます!

スポンサーリンク

終わりに

個人的には、会計士になる決意がある人は最短距離で目指す方が効率的なので

公認会計士試験講座に全力を注いで、

日商簿記検定は実力試しに受けるぐらいが丁度良いと思います!

私は公認会計士試験(1次試験)に合格した頃に受けた日商簿記検定1級に合格出来ました!

どちらの試験も大変な労力がかかると思いますが

結果を出せば次のステージに繋がると思います!

それでは次の記事でお会いしましょう!!!

公認会計士クロ

転職活動をお考えの方は以下のエージェントもおすすめです!無料会員登録するだけでも、業界の転職情報を入手できます!!

⇩転職活動初めての方にオススメ

マイナビ会計士 まずは無料会員登録!!

⇩事業会社に興味がある方へオススメ

弁護士・公認会計士・税理士の求人・転職なら【MS-Japan】
タイトルとURLをコピーしました