こんにちは公認会計士クロです!!!
今回は私が今まで出会ってきた監査法人で評価が高い人や干されてしまっている人の特徴をまとめました!!!
注意事項は以下の通りです!
- 発信は個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません!
- 公認会計士クロが今まで出会ってきた人を分析したものであり、サンプルに偏りがある可能性があります!
- 監査法人内の評価は絶対的ではないため、他社で行われる人事評価とは乖離する可能性があります!
- 監査業務に従事するスタッフ(シニアスタッフ以下)を対象としております(M以上は複雑なので別の記事で取り上げ予定です。)
- 当記事は公認会計士クロによる独断と偏見の要素が強いです!
監査法人でのキャリアは、人それぞれ目的が違うと思います!
独立を考えている方、転職予定の方、時短勤務希望の方、出世を目指す方など
色々な選択肢があるため、色々な人がいらっしゃるのを日々感じます!!
そのような中で監査法人内での人事評価が低い又は高い人の特徴を考察してみました!
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監査法人内で評価が高い人~スタッフ編~
①努力家で仕事熱心な人、ストイックな人

監査法人の監査部門では通常、複数の監査チームに所属します!
上場1~2社、非上場3~4社くらいを担当しているスタッフが多い印象ですが
ビッグクライアント1社張り付きやミドルクライアントに沢山関与している人も居ます
基礎が同じだとしても、クライアント毎に内部統制や関連する会計基準、実務慣行が違います!
また、監査チーム内で仕事の進め方や調書の作り方が微妙に違うため、柔軟に対応する必要があります!
会計士試験合格者は難関国家試験を突破してきた猛者たちであると思いますが
それでも、週5定時まで働くだけで全てを理解して仕事の質を維持できる方は殆ど居ません!
見えないところで努力して技術を磨いたり、予習をすることでパフォーマンスが向上し、結果的に高評価を得られている人たちをたくさん見てきました!
努力家で仕事熱心な人、ストイックな人の特徴・行動
- 休日に出勤して、前年度の監査調書、重要な会社資料を読み込む(残業はつけない。。。)
- 会議で積極的に発言したり、直接担当していないヒアリングにも参加を申し出る
- 監査手続の趣旨や必要性を理解するように心がける
- 会計基準や社内マニュアルのアップデートを怠らない
- 会計以外のスキルについても常に向上心を持って臨んでいる
私は上記のようなストイックな人にはなれなかったです
自分の中で納得できる水準の仕事で満足して部分もあるかもしれないです。
あるべき論では無く、実際に評価が高かった人をモデルにしているので、全ての人が上記のように仕事をすべきとは思っていません。
②人付き合いが上手い人、誰とでも上手くやっている人

監査法人のスタッフの仕事としての成果物のほとんどは監査調書です!
スタッフの時から外部営業で新規顧客を獲ってくるようなことは無くて
人事評価の指標となる定量的なデータが少ない印象があります!
したがって、監査スタッフの人事評価は関与チームの主査やパートナーが直接行い、
評価を集計した結果を人事が取りまとめるようなイメージです!
どこの企業でも同じかもしれませんが、上司に気に入られている人や気にかけて貰えている人は
評価が高い印象があります!
人付き合いが上手い人、誰とでも上手くやっている人の特徴・行動
- 笑顔が多い、明るい、元気
- どんな人が相手でも、可能な限り最善の関係を構築する
- ランチや打ち上げの飲み会の席でも、つまらなそうにせず、楽しく話す
- 人の話を覚えている
- 悪口を言わない
- 現時点の相手の能力やキャパシティの見極めが上手い
- 積極的に仕事を引き受ける
上記は一例に過ぎません。
監査法人の内部では噂話が多いです
あの人とは仕事がしやすかったとか、面白いよねって話もよく共有されるので
それならこっちのチームにアサインして欲しいなんて話に発展したりもします!
結局、周りの人に好かれている人は評価が高い印象があります!
③ソフトスキルやハードスキルが入社時から高い人(参考)

監査法人には毎年、様々な人が入社してきます。
中には前職の経験があり、バリバリ社会人として働いてた人なども居ます。
前職があって、以下のスキルが高い人は飛び級して出世している印象です!
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- ロジカルライティング
- 読解力
- タスク管理能力
詳しくは以下の記事もご参考にどうぞ!監査法人1年目の教科書シリーズ第1弾⇩⇩⇩
私の所属部署に限っては
飛び級制度が滅多に採用されません(全体でも5%未満の印象です・・・)
前職がある人は箔があります!
名実ともに飛び級に相応しいと判断されやすいので
結果的に飛び級する人が多い印象です!
新卒入社の方でも優秀な方はたくさん居ますが
飛び級する人はほんの一握りです!
監査法人内で干されている人~スタッフ編~
干されている人と言っても、本当にごく一部の方々のみです。
何か問題がある従業員は監査法人に居づらくなって早々に転職する人も多いので
残り続けている方は少ない印象です!


④問題を起こす人


問題とは、以下のようなものが該当します。
- 社用のPCやスマホを無くす
- 顧客の機密情報を流出させてしまう
- クライアントとの関係を悪くする(先方の要望で出禁になる等)
- 飲み会で酔っ払って暴れる
- 仕事以外で事件を起こす
上記のような問題を起こすと
社内からの信頼を失います。
監査という仕事はチームで進めていくため
チームのメンバー間の信頼関係がとても大事です!
信頼関係が崩れると、
この人にはこの仕事は任せられないとか、不安だからこの人の成果物は入念にチェックしようとか
上からすると扱いづらくなります。
人手不足のチームに応援(ヘルプ)を欲しいと主査が人員担当に連絡すると、
この人空いているのでどうですか?と提案してくださりますが
主査によっては、
“その人が来るぐらいなら居ない方がマシです”
と突っぱねてしまう場合もあります。
普通にしていれば、問題は起こさないですが
疲れている時に誤ってクライアント資料を別のクライアントに送ってしまった・・・
お酒を飲みすぎて、PCやスマホを無くしてしまった・・・
明日は我が身と思って、常に気を付けておくと良いと思います!
⑤仕事を期限までに完遂出来ない人


監査という仕事は絶対的な期限(監査報告書日等)があるため
仕事の期限を守ることがとても重要となってきます!
明らかにスタッフで捌ききれない仕事が振られることや
問題が起きて想定より時間が大幅にかかることがあります!
したがって、全部ひとりで完遂する必要はありません!
進捗を考えて、終わらなそうならば早めに相談をしてチームで対応する!!
管理職から仕事の進捗を聞かれて、大丈夫です!とひたすら答えていたが
直前になって、全然終わってない状態でパンクしてしまう事故を起こすと
これもまた信頼を失ってしまいます!
プライドもあると思いますが、一番最悪の事態は期限までに仕事が終わらないことなので
周りを巻き込んでも解決する力も必要です!
タスク管理については以下の記事を参考にどうぞ!!
⑥自己主張が強すぎる人、わがままな人、自己中心的な人


自己主張をすることは大切なので、それ自体は否定されるべきではありませんが
周りから反感を買うような主張を繰り返す人は扱いにくいです!
悪目立ちしている人の特徴は以下の通りです!
- 配属チームに対して文句が多く、本人希望でチームを転々としている
- 自分の成長に繋がらないと感じる業務は嫌がる、文句をいう、拒否する
- 忙しい時は周りに対して威圧的に接する
- 他者の成果物に対して文句ばかり言う
- 雑用は人に押し付ける
- 自分にしか興味が無く、後輩の成長を全く後押ししない
どこの会社に行っても、禍根を残すような特徴ですが
気づかないうちに自己の悪い部分が出ている可能性もあります!
自分のことを客観的に見ることができる能力って難しいと思いますが
とても大事だと思います。
終わりに
会計士のキャリアは多様なので、監査法人内での評価に固執する必要は無いと考えています!
特にスタッフ・シニアスタッフ世代は転職も視野にしている人も多いので
監査法人に骨を埋めると決めている人はそう多くないと思います!
自分のキャリアプランの中で監査法人をどのように活用していくか?というポイントが大事だと思います!
監査法人内で働いてて、色んな方に出会えるのは本当に貴重だと思います!
それでは次の記事でお会いしましょう!!!
公認会計士クロ