こんにちは!公認会計士のクロです!!
今日は自分の経験してきたことなどを踏まえ、どのような動機で公認会計士試験を目指していたか、順を追って記事にしました!
原点
10代前半の頃に両親の友人に公認会計士が居て、珍しい職業と思い根掘り葉掘り聞いてみた。
いくら聞いてもどんな仕事をしているか全く理解出来なかったが、当時は日本に数万人しか公認会計士が居ないと聞いて、希少性の高い公認会計士になりたいと考えていた。
人に仕事を聞かれて、「お!なにそれ珍しいね!」って言われたかった。大勢の人とちょっと違うことがかっこいいものだと勘違いしていた年ごろ。
大学生時代
何となく私大文系の商学部に入学。入学当初は公認会計士を目指すと豪語していた。
とりあえずは簿記検定でも受けてみようということで簿記2級の勉強をだらだら始める。
振り返ってみれば最初から公認会計士試験の講座に申し込むべきだった。
ー数か月後ー
気づいたら、大学のグラウンドでスポーツ系のサークルにのめり込んでいた。
サークル活動、バカ騒ぎするその場限りの友人、アルバイト、飲み会
全部楽しんでいた。
大学の単位だけは落とさないように最低限の労力でクリアをした。
ー数年後ー
簿記2級を長い期間かけて合格し、簿記1級の勉強を進めていたが、平均すると一日30分も勉強していなかった。簿記1級の過去問は20点ぐらいで、もはや何もやっていないレベル。
ちょうどその頃、就職活動が始まっていた。
会計士試験の講座に申し込むか就職活動するか迷っていて出遅れる。もう人生が遅延している。
周りの学友にチラホラ内定が出て、焦りだす。
やっとここで再認識をする。公認会計士という職業の可能性を。
その当時は日本の就職事情に疑念があった。
- ファーストキャリアが重視される点
- キャリアチェンジは基本的にポテンシャル採用で年齢という壁がある点
- 学歴フィルターがある点 (これ自体は悪いことだとは全く思いません。内定辞退をするかもしれない大量の就活生から採用者を確定させるのはコストがかかりすぎる。人事採用プロセスの効率化は大事。)
就職活動をしている時は内定が出ないことも多々あるが、この時点では業界業種を選び放題なのに働いていくと、どんどん選択肢が減っていくのではないか?(実際はそんなことない、当時抱いていた感想)
公認会計士という資格はどうだ?
監査を一通り経験した後のキャリアはたくさんある。
自分の努力次第で選択肢や可能性を広げられる(公認会計士じゃなくても広げられます。)
ここから本気で合格を目指した。
バイトをやめて、友人とは距離を置き、奨学金を借りて死に物狂いで勉強した。
受験勉強(予備校)時代
ここまで来て辞めれられない、もう何でも良いから受かれ
それだけがモチベーションだった。原点回帰とか出来なかった。
大学生時代、遊び呆けていた自分が受かるなんて誰も思わなかっただろうし
色んな人に試験勉強を止められた。お前じゃ無理だとはっきり言われた。
大学1年の時から会計士試験の勉強をしていたが3年の夏に撤退した受験生の知り合いにも陰で絶対受かるわけないと散々言われてた。実は言われてること知ってた。
何度も心が折れそうになった。
それでも自分だけは、自分のことを合格すると本気で信じてた。
試験合格後~現在
受かったとき、不思議と笑顔や感動はなかった。泣きもしてなかった。
年齢的にも周回遅れになっている感覚があったから、巻き返してやろうという反骨心とこれから始まる社会人生活へのワクワク感。それだけだった。
合格への道のりは悲劇的でも喜劇的でも歌劇的でもなかった。積み上げてきた労力と相応の結果。
その後、実際に働いてみて、目指したことを後悔したことはなかった。
おわりに
今回は公認会計士の魅力とか、実際に働いてみた感想ではなく、合格を目指した経緯や流れを事実のまま淡々と書きました。
いま、公認会計士を目指して頑張っている人や目指そうか迷っている人がこの記事を読んで、少しでもモチベーションにプラスがあると幸いです。
私の場合、目指した理由とかは時間とともに変化してました。原点回帰出来なくなったって別に良いんです、受かれば。理由なんて後付けでもいいと思います。受かってからでも考えられます。
今何がしたいのか?合格したいのか?ほんとにほんとに合格したいのか?なぜなのか?
自問自答して出てきた答えを再認識して目の前の勉強に向き合えば何か変化は起こるはずです。
もちろん人の意見を聞くことも大事です。
真摯に聞いた後、自分の中でかみ砕いて反芻して考えてみてください。
それで出した答えは自分の考えであって、人に言われたから行動しているわけじゃありません。
少なくとも、自分の頭で考えて行動しているうちはまだ頑張れます!必ず頑張れます!!
公認会計士クロ
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